上司と部下。
本当に不思議な関係だと思います。社会に出るまでにはなかった関係性がここにはある気がします。そのため、多くの人が上司とのやりとりを苦手だと思っている傾向にあり、「どうしたら上司とうまくやれるか?」などの相談を社内・社外含めていただくケースが非常に多いです。ではどんな悩みを持っている人が多いのでしょうか?
今回のブログでは、上司との関係性を現状より改善し、もっと仕事を楽しくするためにはどんなことができるのかを少し考えてみたいなと思います。
悩みの種類について
一概に上司との関係性と言っても色々あると思うので、どんな悩みを持っている人が多いのか私の相談に乗った経験や実体験から分析をして行きたいと思います。
1. 上司との関係性・やりとりについて
- 上司のいうことには従いがちになる。
- 上司が怖い。会社に行くのが嫌になる。
2. 上司の人間性について
- 毎回上司の言っていることが変わる。気分屋すぎる。
3. ゆるブラック化に関する悩み(新入社員など、Z世代に多い)
- 上司が仕事を振ってくれずに暇を感じる。
- 今の上司の元では成長できる気がしない。
主に、上記の3項目に分類できることが多いと思います。さまざまな世代がいるので、一概にこれが有益な解決策ですと提示することは非常に難しいのですが、比較的納得していただける解決方法をご紹介できたら良いなと思います。
!注記!
本ブログでは「上司が悪い」ということを言いたいわけではなく、いかに社員側から上司との人間関係を正常化させ、楽しく仕事をしていくかという目線で記載をして行きたいと思います!(ポジティブに!)
1. 上司との関係性・やりとりについて
- 上司の言うことには何でも従いがち。どうすればいい?
- 上司が怖い。会社に行くのが嫌になる。
本ケースは、社員サイドが仕事を楽しめていない時及び、会社内での評価・評判を意識し過ぎている時に発生しがちなケースであると思います。そのため、上記の2つのポイントを理解し、解決プランを明確化していくことによって解決されることが多いです。
まずは自己分析をしてみましょう。
上記2項目に当てはまっていることがないか知ることが非常に大切になってきます。良い状況と悪い状況の具体例を少し挙げてみます。
【仕事を楽しむ】
【会社内での評価・評判を気にすることについて】
もしこの二つの項目で、自分ができていないことがある場合は、下の表を確認してもらい、自分がどのポジションに位置するのかを確認することは非常に大切になります。
前提としてArea #1 に属することは最終ゴールであると定義します。
その理由としては、このフェーズの人は評価や評判を意識しすぎたりしません。なぜなら、上司から実力を認められていて、上司が頼りにする存在であるからです。すでに評価されるような状況にいるのです。この状態に入ってしまえば、上司が怖いと思うこともないだろうし、勝手に出世していきます。これを止めたら、会社のなかで不信感が生まれてしまいますから当たり前と言えば当たり前ですね。
また、仕事を楽しむという観点も非常に大切になってきます。仕事を楽しんでいる状態というのは、その仕事に対して思い入れがあるということです。つまり、そのプロジェクトに関してどうすればもっと良くなるかを考えて仕事をしている状態で、上司からさまざまな指示(時には理不尽な指示)が飛んでくることは少ないと思います。飛んできたとしても、「指示」というよりは「ディスカッション」ベースでお互いが意見を言い合うことができる関係になるのではないでしょうか?
<悩んでいないと思われるケース、Area #2>
Area #2の場合は、特に今の職場環境に対して悩みを持つというフェーズではなく、仕事を仕事と捉えて淡々とこなすタイプのように思えます。この人は今の職場に対して割り切り感情があり、モチベーションを抱くというよりは金銭で契約を縛っているというような状況で納得している人に多い傾向があると思います。
そのため、問題になるのは、Area #3, Area #4のケースであり、この領域に所属している人からの悩み相談が圧倒的に多いように私は感じました。
Area #3(仕事は楽しめているのだが、評価・評判を意識しすぎるケース)
自分の現在実行している仕事やプロジェクトに関しては楽しみを感じており、頑張りたいと感じているが、自分の出世や昇進などが気になってしまい、上司との関係性に問題が発生するケース。この場合、仕事に対する愛着が薄れていき、仕事のモチベーションが減衰する可能性があります。
自分が頼りになる存在であることを伝えよう
上司との利害関係に悩んだ時は、上司に「自分はとても頼りになる存在である」ということを伝えていく必要があります。変にいつも上司に気を使う関係ではなく、上司からプロジェクトや会社のことで色々話にいける存在であるということを伝えていく努力をするべきでしょう。そうでないと、なかなか会話の種も生まれてこないですし、会話がよそよそしくなったりするケースが発生します。極論を言ってしまえば、悩みなどを共有していける戦友になっていけるとお互いの腹の中が見えて良いなと思ったりしています。
過去に何度かそのような関係を築いた上司がいましたが、とても仕事が捗り、「あの時の仕事をもう一回あのチームでやりたい」と思うことがあるくらいです。
「頼りになる」と言うエビデンスを
それに加えて、一つでも良いので優れたスキルを構築していく必要があると思います。スキルをつけていくことによって、上司は部下に頼れるんだと感じることができます。マネージャーの仕事ではなかなか技術サイドに振り切ることは難しいです。だからこそ、現場サイドの人間が、現場のプロフェッショナルになってスキルがあることを証明することで、良好な関係を築くことができると思います。
また、違う意味で変に利害関係を気にしなくても良くなります。たとえ、会社が旧態依然とした体質で、本当にスキルがある人ですら上司の好き嫌いで出世を決めるというのであれば、会社を辞めるという選択肢を取ることだってできます。そのため、自分にスキルをつけてどこでも戦っていける力をつけることが、利害関係に悩まない最善の方法のように思います。
Area #4(仕事も楽しめず、評価・評判を意識しすぎるケース)
まず、今やっている仕事の目的を定めてやりがいを見つけること
このケースでは仕事に意味を感じず、人生自体つまらなくなる場合があります。さらに、周りからの評価評判を気にしすぎることで、上司の言っていることには何の疑いもなく従い、それが正しいと思って進行してしまうケースが多いように感じます。そのため、仕事にも思いはなく「ただ出世などをするために上司に従っている」と言う一番危ない精神状態に陥ってしまうことがあると思います。
この状況を打開するためにはまず、自分のやっている仕事の目的を定めて、その中でやってて楽しいと思える要素を見つけていくことがファーストステップになると思いますし、その後は、Area #3に移動できるので、その後いかに自分が組織内で頼られる存在になれるかを考えていけば良いと思います。
仕事を楽しみたいと感じている人はモチベーションの付け方を以下のブログで紹介していますので、ぜひご覧ください。
どうやって解決させればいいのか?
私の中では上司との関係性は3段階あると思っていて、3段階目に突入させることができれば、その時には「仕事に楽しみを覚えている」し、「利害関係もあまり考えなくなっている」のではないかと思っています。過去、さまざまな社員と話した経験から思うことは、上司との関係性は3つのフェーズで進化していくように思えます。
フェーズ1の状況だと、上司の言っていることに対してただただ命令通りに動くことになってしまうので、今回の本題の悩みは解決されることはない気がします。ただ、フェーズ2,フェーズ3に移行していくにつれて、自分の意見がプロジェクトに反映されていくので、単純に従っているという感覚は無くなるのではないでしょうか?その上、上司から相談が来るような関係性を築いてしまえば、利害関係(出世など)を気にしなくなるようになりますし、私自身も今は何も気にしていません。
つまり、結論としては、プロジェクトメンバーの中で良いので、誰よりも秀でた能力を1つ開花させることで、上司との関係も良くなり仕事もやりやすくなるのではないか?と思いますし、優秀な社員は上司部下問わず慕われているし頼られていると思います。
いかがでしたでしょうか?
2. 上司の人間性について
- 毎回上司の言っていることが変わる。気分屋すぎる。
3. ゆるブラック化に関する悩み(新入社員など、Z世代に多い)
- 上司が仕事を振ってくれずに暇を感じる。
- 今の上司の元では成長できる気がしない。
に関しては、Part2で記載していきたいと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました!一人でも多くの人の悩みが解決されていたら嬉しいです。
これからもよろしくお願いいたします!
Podcastsについて
現在、新卒社員3名と私の合わせて4名で、「明日をもっと明るく」をテーマにPodcastsを配信しています。時には雑談、時には真面目な話と、気軽に片手間で聞いていただくには丁度良いコンテンツになっています!仕事に行きたくないと思える日曜日の夜、緩みやすい水曜日の夜の週2回新しいコンテンツを発信していますので、是非聞いていただけると嬉しいです。
今回の内容はPodcastsの第2回の内容になっています。