いつまでも楽しく、一人一人がモチベーションを持って生きられる日本へ
過去の日本と今の日本
70~50年前、人々は高度経済成長期を経験した。自動車産業、電気機械業、造船業など、日本の技術革新が世界に与えた影響は大きく、日本が一躍技術の国として世界に名を知らしめた時であったに違いない。三種の神器と言われた、冷蔵庫・洗濯機・白黒テレビは飛ぶように売れ、必需品として生活の”核”として扱われるようになった。
この頃は時代的にも”必需品”を世の中に広めていくフェーズであり、”同じものを高品質で作っていく”ことが大切で、働き方が日本の文化や社会にとてもマッチしていたのだと思う。
しかし、必需品が世の中に溢れかえり、何不自由なく暮らせるようになってしまった今、経済の動向を握るのは”嗜好品”である。
世に受け入れられる嗜好品を創るには、旧来日本の方式ではうまくいかない。常に新たな発想を求められる。常に世界の競合と戦い、消費者を納得させる製品を作り続けなくてはならない。世の中では”失われた30年”という言い方をされ、日本が現在の嗜好品市場で遅れをとっているという評価を受けることは少なくない上、世界から少しずつ取り残されてしまっているという言い方をされる事実も否めない。
しかし、アメリカで生活してみて感じたことは、「日本は素晴らしい」
日本の良いところはたくさんある。
日本の良いところ・良くないところ
日本で生きていては到底気づかないことなのだが、あんなに美味しい牛丼が500円(ワンコイン)で食べられる、オンラインショッピングの品物は99%の確率で届く、夜に街を歩いていても安全である、人と人が互いに配慮し合える関係性がすぐに築ける、理系科目(主に算数・数学)の平均理解のが非常に高いこと等、我々にとっては当たり前なのかもしれないが、世界から見たら、「え?日本凄すぎなんですけど・・・。」と言われることなのである。才能の原石がたくさん埋もれているということを日本から離れて改めて理解することができた。
そして、今の日本の成長を阻害するものが何なのかもなんとなく見えてきたと思っている。
今の日本に足りないものは、「思いっきり成長してやろう!」という飛び抜けたやる気を持っている人が少ないことなのではないかと感じている。言い換えれば、人々が思いっきり頑張ることができない環境があるようにも思える。
しかし、そんな時代もいつかは終わる。そう思えるくらい世界の経済成長は目まぐるしいものがある。世界との乖離が大きくなりすぎないうちに、手を打たなくてはいけないのである。
私の実体験から感じたこと
私の経験談だが、私が大企業に入社した頃は、個性発揮よりも相互尊重が求められ、難易度の高い資格を取ったり、副業で個人で仕事をしたりしても全く褒められなかった。明確な理由はわからない。ただ、マネージャーがコントロールできないからとか、目立ちすぎて風紀を乱しているとか、私情を挟んだ上での行動だったのではないかと考えている。私はもともと電気系出身でIT関連の知識はなかったが、ITの道に進むと決めてIT業界に入社し、1年目から猛勉強をしようと決意した。周りの未経験者が「ITパスポートから」と言っている中、私はそれを無視して「ネットワークスペシャリスト」「セキュリティスペシャリスト(現:情報処理安全確保支援士)」「ITストラテジスト」を立て続けに取得し、前線で働き続けられるような努力をした。しかし、これといって特別褒められると言ったことはなかった。やはり、一人だけ目立つという行為は会社的・日本の旧態依然の美学的にあまり好きではないのだろうと初めて感じた時だった。
最近はそんな状況も減り、尖った人間を受け入れ、才能を活かそうという考え方が少しずつ浸透してきたのも確かだ。
会社の採用変革活動では、世の中にもインパクトがあるような採用方針の変化を独自に突っ走って実行したが、それを否定する人などはいなく、むしろ背中を推してくれるマネージャや仲間たちがいた。こういう環境下でないと人間はモチベーションを持って仕事をすることはできないのではないかと思った。
この経験から、まだまだ尖った才能を潰してしまうような環境はあるのではないかと感じた。そのせいで日本の今後を支える才能を潰しているのではないかと。
今後の働き方は、間違いなくクリエイティブな才能を要求される。個性をいかし尖ったものを求められる時代に突入すると感じている。人と違うことをするから、新しい発見がある。だからこそ、尖った才能を大切にして育てていかなくてはならないと感じた。
これからの可能性の原石
少なくとも私の周りには、目をキラキラさせている若者がたくさんいる。さまざまなことを学び、世の中に思いっきり貢献してやろうと考えている奴らがたくさんいる。彼らが最大限活躍できるような状況を作り上げてあげるのが私の使命なのではないか。採用・人事の活動を通して学生や新入社員と交流し、心からそう感じた。人事・採用の活動では、数千人の学生とお話をし、数万枚のESを読んだ。そして、世の中にはたくさんの情熱を持っている人たちがいることを私は知っている。この現状は昔から変わっていないはずなのに、ここに書かれた夢・野望を諦めてしまうのは何故なのだろうか。それを諦めさせるような環境があるからじゃないのだろうか。
だからこそ、今、世の中にある障壁を少しでも緩和する術や効率よく学ぶ術を少しでも伝えられたらと感じている。
そんな自己成長を真剣に考えるみなさんのサポートがしたいと思い、私はこのサイトを立ち上げ、今後身につけておくべき技術情報やモチベーション管理、自己分析方法等を提供し、自身のスキル面、メンタル面の改善・維持ができるようなコンテンツを提供したいと考えている。
最後に
一人でも多くの人が日本の発展・世界の発展に向けて邁進できるような環境が創れたら嬉しいなと思いますし、私自身もみなさんから若々し力・モチベーションをもらい、努力の源泉にしたいなとも思っています!みんなで様々なスキルを向上させて、日本を変えていきましょう!それがきっとみなさんの明るい未来につながると確信しています!