今回は自己分析編ということで、どのように自分にマッチした企業を見つけていくかという方法について考察していきたいと思います。
前回のブログで、「自分に素直になる」ということについて記載していますので、事前にそれを読んでからこちらのブログを読んでいただけると、より自分に正直に自己分析がしやすくなると思います。
自己分析とは
そもそも自分の潜在的な部分を知るというのはどういうことなのでしょうか?
一般的に言われているのは、自分の幼少期から過去を洗い出し、ルーツを知るということです。これは、向き不向きを知る上でとても良い方法であり、気づいていない一面を知ることができる可能性があります。Kindleなどでも、自己分析と検索すればいくらでも本は出てきますし、実際にやっている人も多いでしょう。
※Amazonで検索したら5000件以上も本が出ていることがわかります。それくらい自己分析という言葉が就活生に浸透しているという証拠だと思います。
<参考>
第4回のPodcastsで新卒社会人3人がどのように企業選的をするために自分と向き合ったかという話をしていますので、よろしければ聞いてみてください。
効率的な自己分析の提案
自己分析をすることは自分自身を振り返るという意味では大切なことです。丁寧に過去の自分を振り返っていくことは今後役に立つことが多いので、時間のある方はゆっくりやってみても良いと思います。しかし、多くの学生相談を受けていて気づいたのは、自己分析をしているうちに「作業になってしまうこと」が多く、表を埋めて満足してしまうということも少なくありません。そのため、私がお勧めしているのは、
「夢中になって時間を忘れることができること」と「時間をいつも気にしてしまうこと」の2つを真剣に考えることです。
前回の話にも繋がるのですが、長期的な成功を考えた時に、「自分が本当に心から好きなことや夢中になれることをやるべき」なので、それを見つけることがゴールになります。またその正反対にある領域のことも知っておくと、その領域に触れないような職種を選ぶことができます。実際に学生に勧めていた方法は以下のワークシートを使うことです。
この自己分析シートには3段階のフレームワークが準備されています。
- 過去に経験したことの整理
- 社会的価値を見出す
- 具体性と実現可能性を考える
STEP1:過去に経験したことの整理
このSTEPでは、遊びでも勉強でもバイトでもいいので、過去に経験したことを4つのカテゴリに分解していきます。「①時間を忘れるくらい夢中になれたこと」「②時間をたまに忘れること」「③時間を気にしながらやってしまうこと」「④そもそもやりたくないと避けてきたこと・やりたくないと思ったこと」の4段階です。
なぜこんなことをするかというと、自分が働く上で没頭できる職業を見つけるためです。そうすれば、楽しく学んでスキルアップできるし、何より仕事時間が楽しくなると思いませんか?社会人になると、平日8時間は仕事になります。人生の約1/3が仕事になるので、これが楽しくないと人生自体楽しくないなと感じる可能性があるのではないでしょうか?そのため、まずは自分が没頭できることを制約なしでとにかく探します。自分の経験したことを50個ほど書き出すことができれば、きっと①と②に含まれる経験が出てくると思います。(下記の例は簡易的に記載しています)
STEP2:社会的価値を見出す
社会的価値とは職業として成立するかを考えることを指しています。つまり、いくら好きなことであっても、お金を生み出すことができなければ職にはなりませんし、働いても生活できる保証はありません。
「お金に惑わされるな」と前回の記事に書きましたが、さすがに最低限の閾値は設けるべきです。いくら好きなこととはいえ、必要だと考える最低年収より低い金額では、生活自体楽しくなくなる可能性があります。そのため選択肢から外すべきです。
ワークシート上では、「経験にしたこと」を職業として見立てると何になるかを考え、枠内に記載していきます。その後、あなたの職業として成立しているワードのみを残していきます。
職業として書き出した時、「遊びとしては時を忘れて夢中になれるが、そこにノルマや成果を問われた時できる自信がない」という職業になってしまうものがあると思います。
今回の例だと、「ギターを弾くのはすごい好きだけど、「プロのギタリスト」となると、そこまでやり込める自信がない」等が挙げられます。そういう場合は、趣味として扱うため、現実味がないという扱いをしましょう。
また、職業にした途端、全く興味がなくなるものもあります。今回のケースでは「ゲーム」がそれに当てはまります。プレイすることと作ることは全く別物で、クリエイターとしては全く興味がないので次のSTEPには持ち込まないようにしています。
STEP3:具体性と実現可能性を考える
この最終ステップでは実現性を見ていきます。実際に職種は定まったとして、それを実行できる企業はどこかということを探します。今回このシートを書いた人は、物理的なものづくりにすごく興味があるという結論になりました。しかも、電子デバイスとかではなく、結構アナログなものに興味があるようです。
そのため、木材を使う家具の設計という観点で第一候補にニトリ、アイリスオーヤマをあげています。そして、類似しているという考えから、電子機器の外見設計という意味でPanasonicやSonyを入れています。しかし、PanasonicやSonyは電子機器の開発がメインであり、少しこの人のやりたい本流からはずれてしまうので、AやA-といったランクづけになっています。
このよう分析していくことによって、効率的に自分のやりたい職業にたどり着くような自己分析をすることができます。もちろん100%天職が見つかるかといったら、そうとはいえないです。しかし、他の自己分析とは異なる切り口でのアプローチになりますので、違った発見があると思います。是非就職活動の際、やりたいことってなんだろうと悩んだら、少しでいいので考えてみてください!
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